ドライバーは「アクセルを戻す」「ブレーキを踏む」という単純な操作をするだけだが、原理も効き方も異なる2種類の制動効果を「重ね合わせて」自然な減速を作り出すのはなかなか難しいのである。このあたりの減速の制御、そしてもちろんアクセルペダルに反応する駆動側の制御、さらにモーターそのものなどハードウエアの技術は、九〇年代に純電気自動車(純EV)の開発機運が盛り上がった一時期にかなり進化した。広範な実用化まではなかなか進まなかったけれども。
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あの時代があって、ハイブリッドカーに導入されているハイブリッド動力システムの実用化につながったという実感はある。もちろん、人間が何かをイメージして足の筋肉を動かす。それにどう反応するか。この駆動と制動の特性の最適化と、そのための作り込みは、ずっと変わらぬテーマであり続けている。しかし日本のメーカーは、その重要性を理解して掘り下げ、現実の特性に反映させることをほとんどしてこなかった。