沖縄ではラジオで「方言ニュース」という番組があって、琉球方言だけで毎日のニュースを放送している。こうしたのもひとつの努力である。しかし、さらに文法書と辞書を作って言語として体系立てること、それが、標準語と対等になる基本になる。チェコとスロバキアがまだひとつの国だったころ、お札の肖像になっていた一人は「スロバキア語の父」といわれた人だった。何もこの人がスロバキア語を発明したのではない。辞書を作ったのである。いま、だんだん方言がすたれつつある。これをなんとかくい止めようとするなら、体系立てが必要だ。大阪の言葉というと、「汚い」という印象が強い。大阪弁でも美しいしゃべり方はあるのだが、テレビなどでは日常のよそ行きでない言葉が幅を利かせている。そこで、ひとつの提案なのだが、まじめに「正しい大阪弁」をつくったらどうか。そのためにはどうすればよいかというと、文法書と辞書も必要だが、もう少し簡単にできることでは、「美しい大阪弁」を話すと感じられる人の会話をビデオにでもするとよい。
この列車も「復活組」で、元来は、国鉄時代の「山陰」(京都〜出雲市、山陰本線まわり)である。「山陰は1984年に寝台車連結が廃止され、翌年には列車そのものが廃止に。JR発足後、「ムーンライト山陽」同様、「ムーンライト高知」に併結する形で復活した。その後、晴れて「独立」したが、現在でも運転ルートが岡山経山・伯備線まわりなのは、併結時代の名残か。ところで、今夏「ムーンライト八重垣」にある異変が生じている。それは始発・終着駅の変更だ。2000年の年始運行時まで、下り始発駅・上り終着駅は先の。“ムーンライト3兄弟”同様、京都だったが、この夏からは大阪始発・終着に変わっている。これは要注意だ。下りを始発から乗ろうと、知らずに京都駅ホームで侍っていたら、永遠に「ムーンライト八重垣」に乗り込むことはできない。くれぐれもお間違いのないように。なお、西方の終着・始発駅=出雲市は従来のままだ。
初めてマレーシアのプルフンティアン島へ出かけたとき。島へ向かうボートで、大・小どちらの島へ行くのかと聞かれた。大した根拠もなく小さい方を選んでみたが、ビーチにはヒッピー風な白人が目立ち、宿のスタッフの対応はバリ臭かった(日本人女をナンパしたくてしょうがない、というスレた感じ)。私はすかさず大きい島へ移動した。そちらはすべてがいい具合に素朴。私にとって、正解はだんぜん大きい島だった。島の雰囲気は千差万別。行ってみなければわからない。大きな島だと同じ島でもビーチによって雰囲気が全然変わる。多少面倒でも、落ち着く前にその辺をチェックしたほうがよろしい。現地変更できないツアーなら、事前にガイドブックや代理店で情報を収集して、自分に合った島のニオイを嗅ぎ分けることが重要だ。